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メルマガ「共創コーチング®」稲垣 陽子

【共創コーチング®︎コラム】私たちは何に頑張っているのか?

おはようございます。稲垣陽子です。

先日、「発達障がい」について、受講生の曽布川訓子さんに話を聞きました。

彼女はリハビリテーション体育士で精神保健福祉士でもあり、オリジナルの運動遊びを通して幼児から認知症予防の高齢者までの発達を支援しているエキスパートです。

私たちは何に頑張っているのか?

彼女は発達障がいのある子どもたちはすごく頑張って生きている、と言います。

例えば、私たちは虫の音を聞きながらでも目の前の人と話すことができますが、発達障がいの人の中には音に過敏で、虫の音が気になって、目の前の人の話を聞くのがすごく難しい人もいるそうです。

それでも、虫の音を自分で排除して相手の話を聞いているとしたら、それはすごく頑張っていることなんだ、と教えてくれました。

つまり、ある一定の人にとっては、私たちが当たり前にできると思っていることでも、すごく頑張ってやっている可能性があるのです。

私たちは何に頑張ればいいのか?

オリンピックに甲子園、この夏は、目標に向けてすごく頑張っている人たちを数多く見ることができました。

自分の限界にチャレンジし、力を振り絞って頑張る。その姿は多くの人の励みとなり、人々の応援を生みます。

では、オリンピック選手の頑張りと発達障がいの人の頑張りに、何か違いはあるのでしょうか?

「頑張っている」という状態に関しては大きな違いはないんだと思います。

違いがあるとすれば、選手は「勝つという目標」に向けて頑張っているのに対して、発達障がいの方は「当たり前とされる社会」に適応するために頑張っているのでしょう。

 

頑張りたいことを頑張れる世界へ

「私たちには無限の可能性がある」とは古今東西で言われ続けた言葉です。

その言葉が本当に真実であるのなら、誰しもが「自分固有の可能性」に向けて頑張る世界になってほしいと、願います。

しかし、私も含めて、多くの人が、発達障がいの方とは別の視点ですが、「社会に適応するために」頑張っているのではないでしょうか。

世の中かが決めた基準や当たり前に影響を受け、それに適応しようと頑張っている。結果、それが見えないストレスにもなっていることでしょう。

できることなら、自分固有の才能や能力を発揮するために頑張りたい。

そのためには、一人一人が持っている能力・才能を発揮するために、頑張ることができる社会が用意されていること。

適応(adaptive)とは、社会に適応するのではなく、一人一人の才能に社会が適応していくことなんだと思います。

そうは言ってもいきなり「社会」は変えられないので、まずは身近なところから、一番身近は「自分」!まずは自分の才能を発揮していきたいですね。

<曽布川訓子さんブログ>
https://mshn.jp/r/?id=134gi2462&sid=4758

 

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