2019年3月24日は、宇都宮大学が主催するグローバルサイエンスキャンパスの今年度最後のスクーリングで、セルフコーチングの授業を行いました。
今年度の取り組みの振り返りを皆で行い、今後のビジョンについても確認し合いました。
この企画は、国の科学技術振興機構(JST)からの助成で行われる取り組みで、将来グローバルに活躍する科学技術人材を生み出すための教育方法に関して、主に高校1年生対象ですが、研究しています。
京都大学、大阪大学、名古屋大学なども含めた15大学がそれぞれ独自の取り組みを行っています。
その中でも唯一、宇都宮大学はコーチングという方法論を教育のベースに置き、生徒のセルフコーチングを促すことを通して将来的に必要になる5つの非認知能力をアップするという独自の取り組みを行っており、JSTからも視察を受けたりなど注目を受けています。
8月にセルフコーチングの授業を1日かけて行い、その後は一ヶ月に一回提出する成長報告書でやり取りを行い、途中三ヶ月に一回グループコーチングで触発を受けあい今日を迎えました。
生徒への内省支援を8ヶ月間行いながら五つの能力を上げていくという研究を2015年から四年間行ってきました。
能力を上げていくこともさることながら、色々な結果を出していく彼らは本当に凄い。数々の理数系甲子園や学会で賞を取ってきます。さらに有名な大学にも難なく入っていき、今年はアメリカの大学に合格する生徒も出てきました。
何より生徒の中から、「将来、コーチングについて勉強できる学部に行きたいんですけど、どういう進路を取ればいいですか?」という質問が増えてきていて、実際にそれに向けた進路を選ぶ生徒も何人か出てきていてうれしい限りです。
※下記の写真は授業後の交流会の様子。もう大学生になっているiP-Uの卒業生が企画運営してくれています。