最近、「カラス進入禁止」と紙に書いた警告文を貼り出したら、カラスが寄り付かなくなったというニュースが、多くのメディアで流れています。
「カラス進入禁止」警告文、なぜか効果(東大の研究施設)
上記について扱ったメディア
・羽鳥慎一モーニングショー テレビ朝日
・スッキリ 日本テレビ
・荒川強啓 デイキャッチ!ニュースクリッップ TBSラジオ
・yahooニュース
・朝日新聞デジタル 他多数
えっ、カラスって字が読めるの?と思ってしまいますが、これにはカラクリがありました。
実は、この研究は、カラスの専門家である宇都宮大学の竹田先生が提案したものなのですが、その根拠になる論文は、ip-uに参加している高校2年生が行なった研究が元になっているそうです。
論文:
カラスはヒトの視線を気にするのか?(日本家畜管理学会・応用動物行動学会2016年度春季合同研究発表会)
共同の論文として発表されています。
要するに、「カラス進入禁止」という張り紙を読んだ人が、周りのカラスを見ますし、何よりその窓を見ます。
カラスの習性として、人の視線があるところを避けるという習性があるこということがこの研究からわかったので、それを先生が応用したようです。
簡単な研究内容が下記になります。これはiP-Uの今年度のパンフレットの一部です。
この研究は、昨年10月に行われた、平成28年度「全国受講生研究発表会」(JST主催・東京)で優秀賞を受賞しています。
本当に素晴らしい視点ですよね。
こういったことが、高校生で行えるのが、iP-Uという、宇都宮大学が主催する科学人材育成プログラムです。高校で勉学を学びながら、土日や夏休みに色々な講義を体験し、テーマが見つかれば実際に研究を大学の教授に教えてもらいながら深めていき、うまくいけば、国際学会で発表できるというスクールです。
2015年から始まって、今年で3年目になります。
多くの生徒たちが、たくさんの成果を出しています。
私は、そこに参加した生徒たちの基盤面を毎月コーチングでサポートしています。
ここにくる学生たちは、部活・生徒会役員などの課外活動に、勉強に、そして、このiP-Uにと、とても忙しい毎日を送っています。
そんな彼らに、自分が将来どのようになりたいのかビジョンを広げ、現在の忙しさを乗り越えるためのマネジメント方法や、やり抜く力をトレーニングしてもらい、将来、グローバルに活躍する人材になるというビジョンに向かってサポートしていきます。
今年度も募集が始まりましたので、ぜひ高校1年性の方で、興味がある方は参加してみてください。栃木からだけではなく、東京や横浜など関東全体から通ってくる生徒も多くなってきています。旅費は補助されるそうです。
かなり進んだ、新しい教育の形を体験できると思います。
コーチング・システムズ稲垣友仁