前回のメルマガでは、ハーバード研究所の心理学者ロバート・ウォールディンガーさんの研究結果、「史上最大の幸福調査」を紹介しました。
75年をかけて「人間の幸せにとって何が一番大事なのか?」を調べた結果、その研究でわかってきたことは、私たちを健康にし、そして幸福感を味合わせるものは、富でも名声でも無我夢中で働く事でもなく、「良い人間関係に尽きる」という事でした。
では、具体的にどのように「良い人間関係」を築いていけばいいのでしょうか?
ということが今日のメルマガのテーマです。
ウォールディンガーさんは、その後のNHKのインタビューで下記のように述べています。
『ひと口に人間関係といっても、その形はさまざまです。社会とのつながりに関しては一連の研究があって、1週間に会う人の数が多いほど幸せだと感じるのは事実です。しかし細かく分析してみると、他者とつながっていると感じるかどうかは、個人の主観的体験です。孤独の研究が明らかにしたのは、まさにこの点です。
人は集団生活や結婚生活の中でも孤独になりうる。つまり、社会的なつながりの数より、人間関係の中でどう感じるか、「つながっていると感じるかどうか」が重要なのです。』
『良い人間関係を取る人に共通する特徴は「柔軟性」でしょうか。自分の思うように他人を動かそうとする人は、人間関係でトラブルを抱えることが多い。人をコントロールするなんて不可能ですからね。柔軟性があり、他人の考えを尊重できることが、人間関係をうまく維持したり、困難を乗り越えるために必要な要素です。人それぞれ考え方は違いますからね。』
以上『スーパーブレゼンテーション HPより』
→ http://mshn.jp/r/?id=0pvbe2197&sid=4758
そして、その他の書籍にもたくさん、良い人間関係を築くポイントが掲載されていますが、中でも、
(レス・ギブリン著、弓場隆訳、ディスカヴァー・トゥエンティワン)
という書籍を見ていくと、下記のようなことが書いてありました。
『ここで断言しよう。よい人間関係とは、自分が求めているものを手に入れるのと引き換えに、相手が求めているものを与えることだ。それ以外の関係はうまくいかない。』
(「はじめに」より)
『問題を抱えた多くの人を対象とした臨床心理学の研究によると、自尊心を満たしたいという思いは、空腹を満たしたいという思いと同じくらい普遍的だ。身体が食料を必要としているように、自尊心は敬意と承認と満足感を必要としている。』
『人間関係で一番大切なことは、その人が、自分自身をより好きになるのを手伝うことだ。傷ついた自尊心を癒すのを手伝えば、相手はおとなしくなって突っかかってこなくなる。なぜなら自尊心が深く傷ついている人は、腹を空かせた猛犬のようなものだから。どんな猛犬も餌を与えれば、吠えたり噛みついたりしなくなる。』
『人間関係も同様で、心のこもったほめ言葉をかけて相手の自尊心を満たせば効果的だ。それは気難しい人に対してだけではなく、普通の人にも効果がある。だから、他人について賞賛できる些細なことを探してみよう。』
などが書かれていました。
まとめると、
「良い人間関係を築くには」
・人とのつながりを感じる
・相手に対して柔軟性を持つ
・相手が求めているものを与える
・その人が自分自身を好きになることを手伝う
・心のこもったほめ言葉をかけて相手の自尊心を満たす
要するに、「相手の求めていることを行い、相手にはあまり求めすぎないこと」が、良い人間関係を築く秘訣のようです。
今週は、これにならって、出会う人々に求めているものを上げましょう。
何を求めているか分からない場合は、心のこもった褒め言葉を一つは投げかけてみましょう。
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ぜひ、お越しください。お待ちしております。