おはようございます。稲垣友仁です。
最近、TEDというインターネットで10分程度で見られる講演をよく見ています。
※TEDとは
Technology Entertainment Designの略称で、学術・エンターテインメント・デザインなど幅広い分野の専門家による講演会を主催している米国の非営利団体。最近では、インターネット上で無料で動画配信される形のものが出て、10分程度の短い映像でシンプルに知識を得ることができる。
そこで面白いレクチャーがありましたので紹介します。
今回の講演者は、ハーバード研究所の心理学者ロバート・ウォールディンガーさんという方です。
彼の講演は、「史上最大の幸福調査」と呼ばれるハーバード成人発達研究を簡単にまとめたプレゼンになっています。
1934年から75年間にわたりに、ハーバード大学に在学した724人を対象に、卒業後も毎年健康診断と心理テストを行うことで、戦争、仕事、結婚や離婚、育児、老後といった彼らの人生を追跡調査したもので、これにより「何が人を幸せにするか?」ということが明らかにされました。
※現在も引き続き行われているそうです。
ロバートさんは、この研究を引き継いだ4代目だそうです。
75年をかけて「人間の幸せにとって何が一番大事なの?」を調べた結果、その研究でわかってきたことは、私たちを健康にし、そして幸福感を味合わせるものは、富でも名声でも無我夢中で働く事でもなく、「良い人間関係に尽きる」という事です。
人生において「幸せ」になるために、「人間関係」が最も重要な要素であることを再確認したそうです。
研究で導き出された結果には、
・良い人間関係はエクササイズの3倍も体に良い
・家族や友人、コミュニティと親密な関係を築いている人は、全体的に長生きでメンタルも健全
・結婚生活がうまくいってない人は、未婚の人よりも健康レベルは低い傾向がある
・50代の時点で良い結婚生活を送っていた人は、80代になっても記憶力が良く、認知症にもかからず、メンタルも安定していた
など、その他にもたくさんの人間関係が絡んでいる結果を導きだしたそうです。
とにかく幸せになりたかったら、人間関係に投資をするのが、幸せだけではなく、脳にも健康にも一番良いということをおっしゃっていました。
ということで、人間関係が大事だということは何となく分かったと思います。
しかし、具体的にどのように人間関係を築いていけばいいのでしょうか?
それについては、また、次回の私のメルマガでお伝えしていきたいと思います。
見られる方は、まず、下記のロバートさんのTEDをご覧になってください
↓
TED:ロバート・ウォールディンガー
「人生を幸せにするのは何? 最も長期に渡る幸福の研究から」
http://mshn.jp/r/?id=0pr2n34&sid=4758
ということで、この一週間は「相手と良い人間関係を築く」というテーマで動いていただければと思います。