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メルマガ「共創コーチング®」共創コーチ養成スクール稲垣 陽子

お願い力を高める

おはようございます。稲垣陽子です。
あなたは人に「お願いする」のは得意ですか?それとも苦手ですか?

誰かに何かをお願いしようとすると、大抵の場合、
・自分がへりくだってお願いする(申し訳ない気持ち)

・自分が上になってお願いする(やって当然、傲慢な気持ち)
のどちらかになることが多いのではと思います。

お願いが苦手な人は、どちらかの立ち位置に立つのが嫌で自分でやってしまう人が多いように感じています。

実は「お願いする」ことも一つのスキルです。今日は、上下の立ち位置ではなく、対等なスタンスで、どうしたらニュートラルにお願いできるようになるか、についてポイントを紹介したいと思います。

1、共有できる目指す姿(目標・理想)を持つ
風通しのいい職場にしたい、気持ちよく過ごせる家庭を築きたい、など目指す姿に対して、これをやって欲しいと伝えます。あなたがこれをやることでこういう未来が待っている、こういう状態を作ることができる、そのために、共同体の一員としてこれをやって欲しい、一緒にやろう、というスタンスで関わります。
お願いしづらい人は、実は自分でバリアを張っていることが多い。私はここまで、立ち入らないでという防御線です。それが輪に入っていない疎外感を自ら作りだしてもいます。
お願いするとは、ある意味「あなたは必要な人ですよ」というメッセージを送ることだと捉えることもできます。一緒にやろう、だからこれ、あなたにお願いしたいんだ、と伝えてみてください。

2、単刀直入に伝える
お願いが苦手な人を見ると、説明が長過ぎて、何をしていいのか分からなかったり、言い訳に聞こえてきたりすることがあります。時には「これ、お願い!」と率直に伝えてみましょう。その爽やかさに人は動いてしまう、なんてことは結構あることです。

3、ポジティブな言葉を伝える
やってもらえるとすごく嬉しい、本当に助かる、というポジティブな気持ちを言葉に伝えましょう。そして、終了したら、きちんと感謝も伝えることです。
苦手な人を見ると、お願いしなければならない理由、つまり自分の不安や心配を伝えている姿を良く見かけます。言葉はエネルギーですので、どんなに正当な理由でも、それがネガティブであれば引き受けるのを躊躇してしまいますよね。

4、その場で完了する
よくお願いをすると、「借り」を作った、これは貸しだぞ、などの言葉を聞くことがあります。半分冗談で、実は半分本気だったりします。
特にお願いされた方は本気だったりするんですよね・・・。個人的にはそういう関係にならないように、一つ一つをその場で完了することを心がけています。そのためには、心からの感謝を伝えること。しかもタイムリーに。物足りなければ形で表してもいいでしょう。缶コーヒーをおごるとか、小さなことでいいのです。お願いすることで繋がりできて、新しい関係が始まる、そこにワクワクすることを伝えます。でも忘れていないよ、というスタンスも大事。私は、その方を別の人に紹介する時には、そのエピソードを18番で使うようにしています。

今週はぜひ気持ちよく人にお願いをしてみてください。
お願いして、お願いされて、お互いに必要な人として関係が深まるといいなと思います。
良かったら試してみてくださいね!

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