おはようございます、稲垣友仁です。
リーダーは、目先の仕事のマネジメントと未来への育成という点でいつも悩みます。
自分の部署に仕事が来たとします。部下にその仕事を任せたいのですがそこまで部下が育っていないし、失敗もできない。そうすると自分でやるしかない。
そうなった場合、仕事はなんとかこなせるのですが、このままではずっと自分がやらなければいけない状態になってしまいます。
リーダーは、現時点で結果を出すということと、未来にも結果が出せるようになっている、という2点を抑えた行動・決断を求められます。
その中で、「育成」というキーワードは必ずついて回ります。
では、どのような視点で育成をしていけばいいのか?
いろいろな視点があるのですが、今日お伝えしたい、目の前の人を育てるキーワードは、「課題を与える」です。
「役割が人を大きくする」という言葉があります。
リーダーが、どうしてできるようになったかというと、リーダーという役割を任されたからという点が大きいと思います。
かと言って、いきなり大きな役割を与えても重すぎて潰れてしまう場合があります。
もう少し分解して考えてみると、リーダーという役割の中には、課題というものが必ず出てきて、それをやりきらなければいけない責任がその人を育てているのだと思います。
そういう意味で、部下に最適な課題を与え、任せてみるという視点がとても重要になってくると思います。
仕事の流れの中で、現在のその人にとって最適な課題を与えてみましょう。
~さんは~を~までにできるようになってください
~さんは現在の課題は何ですか?
リーダーが、現在の自分自身の課題を部下に相談してみるのも部下のトレーニングになると思います。
頼られた部下も嬉しいのではないでしょうか。
~さんは、これをどうしたらいいと思う?
~さんがリーダーだったらどう決断する?
結果を出さなければいけないいろいろな活動の中で、「育成する」という視点を持った行動をぜひ取入れて積み上げていくことを行ってみて下さい。
育成への投資は即効性は低いですが、後の大きなリターンとなって返ってくると思います。