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メルマガ「共創コーチング®」共創コーチ養成スクール稲垣 陽子

すぐにあきらめてしまう子どもへの対処法

おはようございます。稲垣陽子です。
先週17日に夫婦で「親と子の心をつなぐコーチング」と題して、
約400人のご父兄の方の前で講演をさせていただきました。
その際に無記名で書いてもらった質問に対して、今日はお答えします。

Q:
3歳の息子がいます。幼稚園で音楽や体操などがありますが上手にできないからと言ってやろうとしません。上手にできないとすぐにあきらめてしまう子どもになるのではないかと心配です。できなくてもやってみるように導くいい方法があれば教えてください。

A:
まず、3歳で「自分はこれは上手にできない」と自己認識できているのがすごいですよね。
そういう行動をとるというのは、そこに才能があるからと考える事もできます。
「できないとあきらめる」というのは、裏を返すと一歩引いて全体を見る事ができる、慎重で思慮深いとも言えます。なので、「すぐにあきらめる子」としてみるのではなく、「思慮深い子」として見方を変えてみましょう。肯定的な視線は子どもの自尊心を高めます。

そして「思慮深い」その子の才能に合わせた提示をしてあげましょう。
まずは簡単にできる事や5分だけなど時間を区切ってやらせるなど、安心して受け取れる量を提供してあげる。安心がある一定量に達すれば自然と自分からやり始めるようになるのではと思います。

「思慮深い」才能があるがゆえ、行動が起こしにくいということはよくあることです。このようなタイプの方が行動を起こすには、人一倍「安心」というものが必要なのです。
「大丈夫だよ」「上手にできなくてもいいよ」などの声かけで「安心感」を上げてください。
この子の周りに「安心」が増えるにつれて、音楽や体操にもトライしてみようとする瞬間がきっとくると思います。その瞬間に、その子の努力・意図を承認するのです。「よく頑張ったね」「トライしてみたね」など自分からの意思を承認することで「できなくてもやってみよう」とする意思が育っていくのです。

うちの子も、一人だけ体操が嫌でやらなかった日を思い出します。
結果的に、逆立ちや側転など、家でもやりまくっています。
自分の子だけ出来ないと、親としては焦ると思いますが、長い目で見ていく視点も大切だと思います。

良かったら試してみてくださいね。

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