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メルマガ「共創コーチング®」稲垣 陽子

相手視点に立つこと

Portrait of a businessman talking on the phone

おはようございます。稲垣陽子です。

週末は共創コーチ養成スクールの「リレーションシップ
コース」の二日間でした。

そこで、ある方がこんな感想を言ってくれました。
「今までも相手のためにと動いてきた。でもそれは自分が
その人の立場だったらこうされたい、という視点で動いて
いた。本当に相手視点に立つと言うのは、自分の視点は脇
に置き、相手のタイプや相手の捉え方の視点を考慮し、
相手がしたいことを考えることなんだと言う事が分かった。」

と話してくれた方がいました。
つまり、多くが無自覚ですが、相手のためにと自分軸で考え
てしまいます。
私もよくやってしまいます。

先日も、パートナーの稲垣友仁が、今度行う講演の内容につ
いて「聞いてよ」というので、聞いたのですが、
途中から険悪な雰囲気になってきました。
彼が話している途中で、私はアイデアが思いつくと、「こう
すれば?」とか、疑問が湧くと「それをする意味は?」とか
聞きます。
すると、だんだん彼がむっとしてきて「もういい!」となっ
たのでした。
パートナーとしては、「聞いてよ」というのは文字通り、
ただ聞いて欲しかっただけだったのです!

私のアドバイスも提案も要らなかったのです。
でも、私は、もし逆の立場で彼に「聞いてよ」という時は、
ただ聞いてくれるだけでは物足りません。聞きながらアドバイ
スやフィードバックが欲しいと思ってしまいます。

なので、彼もきっとそうだろうと無意識ですが解釈し、一生懸
命、彼のためにアドバイスを探しながら聞いていたのでした。
こんな風に、自分の軸で相手のことを考えても、国が違うくら
いの違和感が生じます。

本当に相手視点にたつためには、まずは相手の国を訪問し、
その中でして欲しい事を考えることが必要になります。
とういことで、今週は相手の「国」を訪問し、相手について
考えてみましょう。
何が嬉しくて、何をして欲しいのか。
相手の言語で考えてみます。

自主的な行動を行う組織は強い
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